ある企業の改善能力 3
母親にせかされた彼女は、「マジックのふたがないのよ」と声を大きくしました。
この種の光景のとき、まずお出ましになるのはおばあちゃんです。
元気いっぱいの娘は椅子に座って「ない、ない」と騒いでいるだけですが、年をとったおばあちゃんのほうは、テーブルの下に潜ってそのふたを探しはじめたのです。
それを見た母親が、おばあちゃんの動きを制止しました。
「自分の部屋にあるんじゃないの。自分で探してらっしゃい」
・・・と言おうとしたようです。
しかし父親である私が、それを止めて、
「○○○ちゃん、そのふた、どこを探したら出てくる?」
・・・と問いかけました。
4歳ともなれば、自分のおもちゃ箱から出した時には付いていたふたが今はないのですから、そこからテーブルまでの間を探せばよいことはわかります。
私の問いかけに、彼女はすぐに椅子を下りて探しに行きました。
5分たち、10分たっても戻って来ません。