自然界の微妙な均衡
火山が爆発して100ないし150年を経ると、このような推移を経て、その土地本来の照葉樹林にまで発達します。
この最初の先駆植物の草本植物群落や、コケ植物群落から極相といわれる本来の森林に発達するまでは、実は植物群落が環境を変えます。
変えた環境がより競争力のつよい多層群落を形成するという交互の対応によって、均衡な状態を破っては新しい群落へ・・・
新しい群落がさらに発達して、環境との均衡をより競争力の強い種群が破るという状態の遷移の進行が続くのです。
生物社会と環境のバランスは微妙です。
例えば農道やグランドのまわりのオオバコ群落は、たえず踏まれるという一定のきびしい条件によって、実はその空間の唯一の占有者として持続的に存続します。
畑の雑草は、極端な表現をすれば、除草する限り半永久的に畑の主として嫌がられながらも農民と共存しているわけです。